塔2022年6月号を読む

短歌

最近塔誌がまじめに読めてなくてかなしいところです。

塔2022年6月号より

透明な傷がひらいたままの春ピアスのあとを刻印にして
(鈴木精良)

うす闇の河原に走る影ふたつ「さくらーさくら」と犬を呼ぶ声
(柳田主於美)

児の声にふつふつふとる桜の芽 さびしいよねえ、休校となり
(大河原陽子)

踊り場に呼びとめられてしばらくを凍れる満月見上げてゐたり
(広瀬明子)

なまぬるい風をまとった声がする太く遠くで雌猫の声
(大森千里)

死ぬまでにといいたるのちの薄闇に浮き沈みする未完の年譜
(小林文生)

どうしても体が要るの からたちの花のやわさに心はゆれて
(田村穂隆)

カラスらが頭上飛び交ふ夕まぐれ確かに聴いた空爆ぜる音
(古賀公子)

こんなにも死にたい思い白亜紀のカゲロウだったころの断片
(田中しゅうこ)

バージョンアップなど

障害者枠で働いているのですが、先日初めて住民税というものを課税されました。
晴れて非課税世帯卒業です。

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