塔2021年11月号を読む

短歌

サブマシンを買いました。
果たしてメインマシンに成り代わる日は来るのか。

塔2021年11月号より

「将来の夢」の途中を生きてゐるわれに百日紅のあかるさ
(苅谷君代)

海に眺められながら飲むソーダ水 昨日の君に会ひ直したい
(永山凌平)

洞窟にほつほつ水が滴るとおもふこころに目覚めてゆきぬ
(一宮奈生)

夏雲に釣り上げられているようなセイタカヨシを映すみずうみ
(澤端節子)

くるしい、と言へざるままの沈黙を吸ひつくされぬ雨の真闇に
(濱松哲朗)

今ならば間に合うのかもしれなくて 短い手紙出してみようか
(松浦わか子)

顔を寄せかぎ分けている熟れぐあい白桃は母の果物なれば
(浅野美紗子)

雨の中リュックを背負い詠草を濡らさぬようにポストに入れる
(新谷洋子)

一番に水やりをするミントからルリハンミョウのきれいなジャンプ
(羊九地)

感情の坂をくだっていくときにホットミルクの温度は手すり
(君村類)

亡命のニュース流るる真昼間に赤くこぼれてゆく百日紅
(船岡房公)

さびしい グラスの氷カラリンと溶けてひぐらしなんで鳴くんだ
(内海誠二)

裏声で「春よ来い」を歌ってゐた浅川沿いの木造アパート
(岩上夏樹)

終戦は晴れていたって。いま乾季が終わって雨季に入ったようです。
(的野町子)

冬休みは

実家に帰省しようか悩むところですね。
何はともあれメリー・クリスマス。

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