塔2021年5月号を読む

短歌

気温差でだるい今日この頃です。

塔2021年5月号より

歩道橋を越えてゆくのも旅のごと思ほゆることありてゆふぐれ
(花山多佳子)

維持費ってなにを維持しているんだろ肘に強めに擦りこむニベア
(草薙)

持ちあげて逆さに振れどさらさらと音するばかり「塔」の誌面に
(河原篤子)

人間も犬も等しく影を持つ真冬の午後に伸びてゆかんと
(大橋春人)

「またおいで」と土産にくれし焼海苔の空缶が叔母の形見となりぬ
(清水久美子)

何本のハンドソープがこの街を護るんだろう棚がらんどう
(若月香子)

あたためたパンがふたたび冷めていくトースターの扉は閉ざされたまま
(紫野春)

幼子は時に残酷呼ばれぬ子の今も寂しき花一匁
(小畑志津子)

言葉にも絵にもできないこの風の匂い運べよ小さな海馬
(音平まど)

梅雨入りだとか

記事の時刻はだいたいこれくらいで入力が終わるだろうという勘で決めてるので、たまに「8分後に投稿」などの謎の文言が並ぶこともありますが、わたしは元気です。

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