塔2019年7月号を読む

短歌

暑いって言うと余計暑く感じるそうですが、でも暑いって言いたくなりませんか?
ならない、ですか……。

塔2019年7月号より

ひかり射す街には桜(ぼくたちの代はりに死んでゆく)花が散る
(宮本背水)

満月は世事の万障繰り合わせ名神高速路上に昇る
(芦田美香)

ああこれは夢だとわかるゆめのなか夜更けの君のめがねをはずす
(田村龍平)

少女期の記憶は少しづつずれるシクラメン咲く窓辺に寄りて
(筑井悦子)

バスタブにドライアイスを差し入れて終わりと思うまでを見ていた
(椛沢知世)

心がもう裸にならないくやしさにアイスティばかりがぶがぶ飲んだ
(魚谷真梨子)

月光の届かぬ場所に積む雪のもう語れない日々のあること
(神山倶生)

無事2回目ですが

今回ちょっと少なめです。
何首って決めてないので、数は変動します。

8月分もさて、つづくのでしょうか。

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