塔2020年4月号を読む

ここのところ月が変わってから読んでるので、もう少し余裕をもちたいですね……。

塔2020年4月号より

さざ波に光の粒子が跳ねてゐる海にあらたな楽生まれをり
(入部英明)

わたくしは母の黒板日々よぎる遠く近くの痛みの記さる
(佐原亜子)

自らの鼓動の音が全身に響きわたれり怒鳴られしとき
(矢澤麻子)

声どろぼう 心どろぼう きらきらと紫苑のいろに技術は光る
(大森静佳)

電線にからまる白きレジ袋晴ればれとして今朝もはためく
(髙野岬)

この水も深いのだろう冬空を映す明るい水面見ている
(芦田美香)

いつもどこかで誰かが傷ついている世界 あの星もほらだれかの傷だよ
(上澄眠)

「角部屋で日当たりが良く静かです」空芯菜を歯で潰す午後
(森山緋紗)

ひとのものかわたしのものか分からない記憶を誰もが抱えて歩く
(紫野春)

そろそろ新人賞の締め切り第1波ですね

5月になぜふたつもあるのか……。
以前は6月だったじゃないか……と思う今日この頃です。

角川短歌賞が以前2月末締め切りだったと聞いたことがあるので、締め切りは不変ではないのだと思います。